2021年12月 銀杏並木
↓ 所変わって 山形 湯野浜海岸です。
2021年11月に行った 庄内平野の旅行記を始めます。
1泊目は 山形県 鶴岡市の湯野浜温泉「 亀や 」
2泊目は 同じく鶴岡市内の田んぼに浮かぶホテル
「 SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE スイデンテラス 」
に泊まりました。
湯野浜ってどこ? ここです↓
遠そうでしょう?
東京駅から(湯野浜温泉の最寄り駅)山形県の鶴岡まで
新潟で1回乗り換えて3時間半、意外と早い?
なぜ鶴岡に行ったかというと「 スイデンテラス 」の
写真を以前見た時から あまりの素晴らしい建物に
目が釘付け、ずっと気になっていたのです。
それで思いきって行ってみようとなりました。
↓ SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE スイデンテラス
これ見たら行きたくなる気持ちわかっていただけるかと。
「 スイデンテラス 」の近くでもう一軒
宿泊先を探していた時に思い出した宿があります。
それが「 亀や 」でした。
娘が以前 JR東日本の個人ツアー「 のんびり小町 」で
湯野浜温泉の「 湯どの庵 」に泊まった事がありました。
その親宿が「 亀や 」 と言って
天皇陛下も泊まるくらいの由緒ある宿らしいよ、と
教えてくれていたのです。
( ブログを始める前のことですから
もう16年以上前のことです )
それを思い出して調べてみたら 古~いお宿ですが
最上階は今風に改装されていて クラブルーム仕様に
なっていたので予約してみた、という訳です。
スタイリッシュなスイデンに比べてこちらが「 亀や 」です。
古っ!って佇まいですよね。
この像、何代目かの当主さんでしょうか。
お天気が悪いと余計さびれた感じですよね。
ところがこちらも意外と(失礼ですよね~)と
良かったんですよ。
では「 庄内旅行記 亀や スイデンテラス 」を始めます。
滞在中はほぼ毎日 豪雨 強風 曇り 一瞬晴れ
この繰り返しの天気でした。
湯野浜海岸と主人です。
では往路から。
東京駅から上越新幹線「とき」で新潟まで
( この列車の停車駅は 大宮の次は終点新潟です )
新潟で乗り換え8分で 羽越本線特急「いなほ」に乗りました。
列車名:とき311号(上越新幹線)
区 間:東京(09時12分)→新潟(10時48分)
割引等:トクだ値35%OFF 、一人6850円
(2列車目)
列車名:いなほ3号(特急)
区 間:新潟(10時56分)→鶴岡(12時44分)
割引等:トクだ値30%OFF、一人3020円
片道一人 9870円
往復代金 大人1名分 19740円(特急券+乗車券)
という事でどちらもえきねっとの【トクだ値】料金で
予約することが出来ました。
上越新幹線が35%引き、羽越本線が30%引きで
往復で一人2万円弱でした。(特急券乗車券含む)
えきねっと【トクだ値】の席数は限られているので
1ヵ月前から発売の 当日に申し込みました。
余談ですが 12月の土曜日 伊豆の下田に行く際
同じく「えきねっと」で【トクだ値】を予約しました。
1か月前に事前予約をしたため 無事席はとれましたが
予約開始のその日の午後にえきねっとのページを見たら
すでに【トクだ値運賃】は全て売り切れになっていました。
という事で週末の人気地区方面に【トクだ値】利用で
行くにはトクだ値の指定席の事前予約を利用するのも良いかと思います。
(【トクだ値】の席が売り切れ、という事で
通常運賃での席は まだ たくさん残っていました )
到着した鶴岡駅です。
雨がだいぶ降っていたので 物悲しい雰囲気の街です。
レンタカーを予約していましたが その前に駅前の
「 つるおか食文化市場 」 内のフードコートで
ランチを済ませました。
ここは出来て数年の新しい施設で 庄内の食文化や
観光案内 郷土物産などを発信していました。
この時期は 案内所と鶴岡バルは稼働していましたが
他は開店休業のような状況でした。
レンタカーは「大人の休日倶楽部」の会員割引のある
「 駅レンタカー 」を2泊3日で借りました。
この日はお宿にチェックインする前に 羽黒山に行こう
と思ってましたが 片道45分かかる事、この豪雨の中
お参りも大変だろう、という事でこの日のお参りは断念し、
「 亀や 」チェックイン前にクラゲで有名な
「 加茂水族館 」に向かいました。
鶴岡駅から水族館迄30分くらいでした。
駐車場から水族館迄ほんの少し歩くのですが
海風が非常が強く 傘もひっくり返るほどの状況で
私は 水族館入り口にたどり着くのに散々の体でした。
最初に庄内の魚の展示です。
色とりどりでとってもきれいです。
こんな天候でも結構見学者はいてびっくりです。
人気の施設なんですね。
次に鮭の成長の展示、稚魚の群れです。
銀色に光ってとってもきれい!
でもちょっと数が多すぎて… 怖い?
それ以降は世界中のクラゲの展示です。
これまたとっても幻想的ですごくきれいです。
クラゲってこんなに種類があるんだ、とビックリ。
クラゲの展示数 世界一なんですって。
ではご覧ください、世界のクラゲたちです。
クラゲの生態についての説明コーナーです。
全てスタッフさんの手作りで 説明も丁寧にして下さり
クラゲに対する熱意がすごく伝わりました。
この水族館は1990年代後半には 年間入館者数
9万人という、世界一入館者が少ない水族館と言われていました。
廃館の危機に見舞われましたが 館長さん、
スタッフさんの努力と創意工夫で
クラゲに特化した水族館として存続しました。
なかなか目が出ない状態でしたが クラゲ展示数が
世界一だったアメリカのモントレー水族館を上回り
世界一になったり、ノーベル賞の下村脩先生が1日館長に
なったりと話題も増え 徐々に認知されたようです。
そして2014年にリニューアルオープンし
入館者数も伸び大人気の水族館になった、という事です。
もちろん さかな君も来館、2019年には
入館者数300万人を突破したそうです。
すごいですね~
展示自体は30分もあれば見る事が出来ます。
クラゲの展示以外にも アザラシのプールやヒレアシの
ミニショーも見ることが出来 なかなか楽しむことが出来ました。
海に面しての見晴らしの良いカフェもありましたが
この日は荒れ狂う日本海ビューでした。
では今日のお宿「 亀や 」 に向かいましょう。
海を一望する高級温泉旅館、ですって。
↑ 加茂水産高校の左側に水族館があります。
「亀や」は水族館から車で15分ほどの距離にあります。
「 亀や 」 創業は文化10年(1813年)、
200年越えの古~いお宿です。
( 興味のある方へ、歴史についてこちらです )
平成25年までは 明治6年(1873年)創業と
していたのですが 古い資料を精査したところ
文化10年(1813年)創業という事がわかったそうです。
( 一気に歴史が60年も古くなったのね~ )
堂々とした門構え、黒い石からミニ滝も流れています。
奥の日本庭園も素敵そうよ♪
建物前には着物姿の中年女性2人とスーツの男性1名が
お客様を待ち構えています。
「 亀や 」の由来の亀もいます。
( 本物じゃないのよ、石製です )
館内図です。
建物前に待機していた着物姿の中年女性に案内されて館内に。
フロントから事務方の若い男性も登場。
お約束の広~~~いロビー
全66室の中規模旅館にしては立派なロビーです。
昭和感満載の造りですね。
ただ だいぶ改装したようで、床は昭和の定番
花柄の絨毯ではありません。
ショップも今風で なかなかセンスの良いものが並んでいました。
中川政七商店のお皿も並んでいました。
こんな感じよ!
この空間 すごく引き込まれました。
日本人形がとっても素敵、でも夜見たらちょっと怖いかも。
このロビーを見ていたら 大勢のお客様がさんざめいていた
あの時代を彷彿とさせます。
あの時代って?
やっぱり昭和でしょうね。
高度成長期の 団体旅行の頃に活気づいていたのでしょう。
蔵を改装したジャパニースパブ、その名も「 蔵 」
庭に面したラウンジは 無料でコーヒーなどが頂けます。
朝10時までこちらで頂けますが 紙コップが
用意されていて 自由にお持ち帰りが出来るようになっていました。
バー、ラウンジ以外にも カラオケ「玉手箱」、
クラブ「人魚」、ラウンジ「真珠」「珊瑚」、
などネーミングがステキな施設がたくさんありました。
ラウンジの説明以外に これらの施設の説明はなかったので
今は使われていないようです。
( 今後も使うことはないような。。。 )
なんか色々茶化した事ばかり書いてしまいましたが
でもね、ただの大箱旅館ではないのよ、
当時の天皇皇后両陛下もお泊りになったほどの名旅館なの。
( 今の 上皇上皇后両陛下 です )
しかも2回もね。
当時の天皇皇后両陛下以外にも いま話題のA宮様や
その他の皇族方も 何度もお泊りになったのよ。
( なんか私がどや顔? )
公式行事などの際に滞在したようです。
展示されている写真や資料に詳しく書いてありました。
などなど 着物姿の中年女性(これ何度も言う必要ある?)
の説明を受け チェックインはラウンジで、とのことで
11階に向かいました。
11階 HOURAIフロアーです。
11階エレベーター前にラウンジはあります。
この日はHOURAIフロアーは六室とも満室との事です。
そこでラウンジスタッフさんに引き継がれます。
現れたラウンジのスタッフさんは 着物姿のおばあさんです。
おばあさんと言っても とても物腰の柔らかい可愛い方よ。
その上お顔立ちがものすごくきれいな方です。
思わず「 お綺麗だから何か芸事でもなさって
いたのですか? 」とお聞きしたくらいです。
( 後から聞いたら私より少し上のお姉さんでした )
奥の窓側から入り口を見ます。
入り口からのカウンター席と ソファー席
そして海に面してのカウンター席 席数は多くはありません。
ただHOURAIフロアーは6部屋のみなので
ラウンジで他の方に会う事はありませんでした。
カウンターからの景色は日本海ビューです。
チェックイン手続きをして海を眺めながらお茶を頂きました。
こちらのHOURAIフロアーは 飲み物は何でも
(アルコール含む)無料で飲み放題です。
そして嬉しいことにお部屋にも持ってきていただけます。
11階では ラウンジでもお部屋でも何時でも飲み物を頂けるのです。
( 夜11時までOKですって! )
主人がドリンクメニューを見たいと言ったら
言っていただけたら大体のものは作れますから
と言っていました。
日本酒なども 口頭で数種類 案内されました。
お部屋に置いてあったラウンジのメニューです
では 着物姿の(お顔立ちの綺麗な)おばあさんに
先導されお部屋に入室です。
↑ 1114号室です。( 10~12は広いお部屋、
14~16は40㎡のお部屋です )
↑ 間取り図です。 HPより
↓ 入ってすぐの左側の壁面です。
天然木のような木の壁に お鍋の打ち出しのような
なぐり加工が施されています。
模様は数種類あり、光の加減で模様が浮き上がり
とても暖かい感じがして この一面の彫りの壁が
存在感を放っていました。
壁の先には海に面してのカウンターがあります。
ウインザーチェアーに座り テレビの前のこの席に
しっくりなじんでいる主人です。
( テレビの横にはタブレットもありました )
照明の色が黄色だったのでお部屋の色がうまく出ていませんが
全体的に白と木を使った暖かいシンプルなお部屋です。
手前には小上がり風に4畳半の和室が設けられています。
夜はこちらにお布団を敷くようになっています。
また私達はカウンターで夕食を頂きましたが
和室で頂くことも出来そうです。
↑ 正面の四角い窓の奥が浴室です。
その右の海が見えているのは鏡です。
壁の方を向いていても 鏡越しに海が見えるって
ちょっと嬉しいサプライズです。
さぁ まずはビールで乾杯です。
何しろ私たちのお部屋はラウンジのお隣ですからね。
飲物は 電話するとラウンジのおばあさんが
すぐ持ってきてくれます。
お天気が良ければ素晴らしい夕日を見ながら
乾杯が出来たのに、残念です。
続いて室内の備品です。
クローゼットにはバスローブと羽織物。
引き出しには浴衣、帯、足袋ソックスが。
浴衣はSサイズのご用意もあります、と書いた紙が
あったので お願いしてSサイズを着てみたら
私でもツンツルテンでした。
Sってお子様用だったのかもね。
お茶は2種類用意されていました。
冷蔵庫です、こちらも無料なんですって。
今回は全く手をつけませんでしたが ハートランドビール
なんかもあってセレクトのこだわりが感じられました。
洗面所 トイレ バスルームは繋がっています。
洗面カウンターの横にトイレがあり、一人が使っていると
もう一人は入れないという感じです。
このお部屋の定員は2人なので 問題はなさそうですが
かなり狭い空間でした。
アメニティは 黒い小ぶりな「DEAN & DELUCA」風の
トートバッグに入っています。
↓ 男性用です。
↓ 女性用です。
基礎化粧品は果物のラフランスの成分を使った品で
ラフランス農家の協力で誕生したものだそうです。
このトートバッグの中には
「 バッグはお持ち帰りが出来ます 」
というメモが入っていました。
こういう備品って お持ち帰りが出来るのかどうか
不明なものが多いので こうして明記してくれると
ありがたいですね。
お風呂に行く際に利用させていただき
この後の旅行中にも便利に使わせていただきました。
バスルームへはトイレの横から入ります。
小窓からはお部屋越しに海が見えます。
事前に写真は見ていて もっと閉塞的な浴室だと
思っていましたが 夕方のこの時間、素敵な海の景色が
眺められ 意外に良かった、という印象です。
お風呂は温泉で 蛇口に温泉の成分が付いていました。
滞在中はずっとかけ流しになっていました。
すごく気持ちの良いお風呂でした。
( 写真には写っていませんが ちゃんと洗い場もあります )
この11階部分は 2011年にHOURAIフロアーとして
改装したそうですが その年の東日本大震災の影響で
オープンが遅れたそうです。
この階だけでなく 他の階も ベッド仕様の洋室にしたり
和室にベッド、というお部屋にしたり
随時 手を入れ改装を行っている様で 建物は古いですが
とてもきれいに保たれていて感心しました。
このお部屋も改装後10年経ちますが 備品の選択に
( 電話はヤコブハンセン ライトがイタリアのアルテミデ
男性のアメニティがポールスチュアートだったりと )
センスがあり 今でもとても新しい感じがしました。
そしてとっても有難かったのは ティッシュが
2ヶ所( 洗面室と居室 )にあったことです。
意外とティッシュは1か所にしかないところが多いので
これはお客様目線に立った備品ぞろえでした。
ところが シャワーキャップがなかったので ちょっと困りました。
この後のスイデンテラスにもシャワーキャップが
なかったのですが 最近これをかぶって
お風呂に入るという人はいないのかしら?
これっておかしいの?
おばさん、の証?
ただ 小さいゴムと ヘアターバン?ヘアバンド?
があったのでそれを髪に巻いて入りました。
お部屋は特別広くはないけれど 私達には充分素敵な
滞在になりました。
次回は「 夕食 羽黒山参り ~ スイデンテラスへ 」編です。
亀や 夕食は「 HOURAI懐石 」を頂きました。
↓ 先付け
↓ 所変わって 山形 湯野浜海岸です。
2021年11月に行った 庄内平野の旅行記を始めます。
1泊目は 山形県 鶴岡市の湯野浜温泉「 亀や 」
2泊目は 同じく鶴岡市内の田んぼに浮かぶホテル
「 SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE スイデンテラス 」
に泊まりました。
湯野浜ってどこ? ここです↓
遠そうでしょう?
東京駅から(湯野浜温泉の最寄り駅)山形県の鶴岡まで
新潟で1回乗り換えて3時間半、意外と早い?
なぜ鶴岡に行ったかというと「 スイデンテラス 」の
写真を以前見た時から あまりの素晴らしい建物に
目が釘付け、ずっと気になっていたのです。
それで思いきって行ってみようとなりました。
↓ SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE スイデンテラス
これ見たら行きたくなる気持ちわかっていただけるかと。
「 スイデンテラス 」の近くでもう一軒
宿泊先を探していた時に思い出した宿があります。
それが「 亀や 」でした。
娘が以前 JR東日本の個人ツアー「 のんびり小町 」で
湯野浜温泉の「 湯どの庵 」に泊まった事がありました。
その親宿が「 亀や 」 と言って
天皇陛下も泊まるくらいの由緒ある宿らしいよ、と
教えてくれていたのです。
( ブログを始める前のことですから
もう16年以上前のことです )
それを思い出して調べてみたら 古~いお宿ですが
最上階は今風に改装されていて クラブルーム仕様に
なっていたので予約してみた、という訳です。
スタイリッシュなスイデンに比べてこちらが「 亀や 」です。
古っ!って佇まいですよね。
この像、何代目かの当主さんでしょうか。
お天気が悪いと余計さびれた感じですよね。
ところがこちらも意外と(失礼ですよね~)と
良かったんですよ。
では「 庄内旅行記 亀や スイデンテラス 」を始めます。
滞在中はほぼ毎日 豪雨 強風 曇り 一瞬晴れ
この繰り返しの天気でした。
湯野浜海岸と主人です。
では往路から。
東京駅から上越新幹線「とき」で新潟まで
( この列車の停車駅は 大宮の次は終点新潟です )
新潟で乗り換え8分で 羽越本線特急「いなほ」に乗りました。
列車名:とき311号(上越新幹線)
区 間:東京(09時12分)→新潟(10時48分)
割引等:トクだ値35%OFF 、一人6850円
(2列車目)
列車名:いなほ3号(特急)
区 間:新潟(10時56分)→鶴岡(12時44分)
割引等:トクだ値30%OFF、一人3020円
片道一人 9870円
往復代金 大人1名分 19740円(特急券+乗車券)
という事でどちらもえきねっとの【トクだ値】料金で
予約することが出来ました。
上越新幹線が35%引き、羽越本線が30%引きで
往復で一人2万円弱でした。(特急券乗車券含む)
えきねっと【トクだ値】の席数は限られているので
1ヵ月前から発売の 当日に申し込みました。
余談ですが 12月の土曜日 伊豆の下田に行く際
同じく「えきねっと」で【トクだ値】を予約しました。
1か月前に事前予約をしたため 無事席はとれましたが
予約開始のその日の午後にえきねっとのページを見たら
すでに【トクだ値運賃】は全て売り切れになっていました。
という事で週末の人気地区方面に【トクだ値】利用で
行くにはトクだ値の指定席の事前予約を利用するのも良いかと思います。
(【トクだ値】の席が売り切れ、という事で
通常運賃での席は まだ たくさん残っていました )
到着した鶴岡駅です。
雨がだいぶ降っていたので 物悲しい雰囲気の街です。
レンタカーを予約していましたが その前に駅前の
「 つるおか食文化市場 」 内のフードコートで
ランチを済ませました。
ここは出来て数年の新しい施設で 庄内の食文化や
観光案内 郷土物産などを発信していました。
この時期は 案内所と鶴岡バルは稼働していましたが
他は開店休業のような状況でした。
レンタカーは「大人の休日倶楽部」の会員割引のある
「 駅レンタカー 」を2泊3日で借りました。
この日はお宿にチェックインする前に 羽黒山に行こう
と思ってましたが 片道45分かかる事、この豪雨の中
お参りも大変だろう、という事でこの日のお参りは断念し、
「 亀や 」チェックイン前にクラゲで有名な
「 加茂水族館 」に向かいました。
鶴岡駅から水族館迄30分くらいでした。
駐車場から水族館迄ほんの少し歩くのですが
海風が非常が強く 傘もひっくり返るほどの状況で
私は 水族館入り口にたどり着くのに散々の体でした。
最初に庄内の魚の展示です。
色とりどりでとってもきれいです。
こんな天候でも結構見学者はいてびっくりです。
人気の施設なんですね。
次に鮭の成長の展示、稚魚の群れです。
銀色に光ってとってもきれい!
でもちょっと数が多すぎて… 怖い?
それ以降は世界中のクラゲの展示です。
これまたとっても幻想的ですごくきれいです。
クラゲってこんなに種類があるんだ、とビックリ。
クラゲの展示数 世界一なんですって。
ではご覧ください、世界のクラゲたちです。
クラゲの生態についての説明コーナーです。
全てスタッフさんの手作りで 説明も丁寧にして下さり
クラゲに対する熱意がすごく伝わりました。
この水族館は1990年代後半には 年間入館者数
9万人という、世界一入館者が少ない水族館と言われていました。
廃館の危機に見舞われましたが 館長さん、
スタッフさんの努力と創意工夫で
クラゲに特化した水族館として存続しました。
なかなか目が出ない状態でしたが クラゲ展示数が
世界一だったアメリカのモントレー水族館を上回り
世界一になったり、ノーベル賞の下村脩先生が1日館長に
なったりと話題も増え 徐々に認知されたようです。
そして2014年にリニューアルオープンし
入館者数も伸び大人気の水族館になった、という事です。
もちろん さかな君も来館、2019年には
入館者数300万人を突破したそうです。
すごいですね~
展示自体は30分もあれば見る事が出来ます。
クラゲの展示以外にも アザラシのプールやヒレアシの
ミニショーも見ることが出来 なかなか楽しむことが出来ました。
海に面しての見晴らしの良いカフェもありましたが
この日は荒れ狂う日本海ビューでした。
では今日のお宿「 亀や 」 に向かいましょう。
海を一望する高級温泉旅館、ですって。
↑ 加茂水産高校の左側に水族館があります。
「亀や」は水族館から車で15分ほどの距離にあります。
「 亀や 」 創業は文化10年(1813年)、
200年越えの古~いお宿です。
( 興味のある方へ、歴史についてこちらです )
平成25年までは 明治6年(1873年)創業と
していたのですが 古い資料を精査したところ
文化10年(1813年)創業という事がわかったそうです。
( 一気に歴史が60年も古くなったのね~ )
堂々とした門構え、黒い石からミニ滝も流れています。
奥の日本庭園も素敵そうよ♪
建物前には着物姿の中年女性2人とスーツの男性1名が
お客様を待ち構えています。
「 亀や 」の由来の亀もいます。
( 本物じゃないのよ、石製です )
館内図です。
建物前に待機していた着物姿の中年女性に案内されて館内に。
フロントから事務方の若い男性も登場。
お約束の広~~~いロビー
全66室の中規模旅館にしては立派なロビーです。
昭和感満載の造りですね。
ただ だいぶ改装したようで、床は昭和の定番
花柄の絨毯ではありません。
ショップも今風で なかなかセンスの良いものが並んでいました。
中川政七商店のお皿も並んでいました。
こんな感じよ!
この空間 すごく引き込まれました。
日本人形がとっても素敵、でも夜見たらちょっと怖いかも。
このロビーを見ていたら 大勢のお客様がさんざめいていた
あの時代を彷彿とさせます。
あの時代って?
やっぱり昭和でしょうね。
高度成長期の 団体旅行の頃に活気づいていたのでしょう。
蔵を改装したジャパニースパブ、その名も「 蔵 」
庭に面したラウンジは 無料でコーヒーなどが頂けます。
朝10時までこちらで頂けますが 紙コップが
用意されていて 自由にお持ち帰りが出来るようになっていました。
バー、ラウンジ以外にも カラオケ「玉手箱」、
クラブ「人魚」、ラウンジ「真珠」「珊瑚」、
などネーミングがステキな施設がたくさんありました。
ラウンジの説明以外に これらの施設の説明はなかったので
今は使われていないようです。
( 今後も使うことはないような。。。 )
なんか色々茶化した事ばかり書いてしまいましたが
でもね、ただの大箱旅館ではないのよ、
当時の天皇皇后両陛下もお泊りになったほどの名旅館なの。
( 今の 上皇上皇后両陛下 です )
しかも2回もね。
当時の天皇皇后両陛下以外にも いま話題のA宮様や
その他の皇族方も 何度もお泊りになったのよ。
( なんか私がどや顔? )
公式行事などの際に滞在したようです。
展示されている写真や資料に詳しく書いてありました。
などなど 着物姿の中年女性(これ何度も言う必要ある?)
の説明を受け チェックインはラウンジで、とのことで
11階に向かいました。
11階 HOURAIフロアーです。
11階エレベーター前にラウンジはあります。
この日はHOURAIフロアーは六室とも満室との事です。
そこでラウンジスタッフさんに引き継がれます。
現れたラウンジのスタッフさんは 着物姿のおばあさんです。
おばあさんと言っても とても物腰の柔らかい可愛い方よ。
その上お顔立ちがものすごくきれいな方です。
思わず「 お綺麗だから何か芸事でもなさって
いたのですか? 」とお聞きしたくらいです。
( 後から聞いたら私より少し上のお姉さんでした )
奥の窓側から入り口を見ます。
入り口からのカウンター席と ソファー席
そして海に面してのカウンター席 席数は多くはありません。
ただHOURAIフロアーは6部屋のみなので
ラウンジで他の方に会う事はありませんでした。
カウンターからの景色は日本海ビューです。
チェックイン手続きをして海を眺めながらお茶を頂きました。
こちらのHOURAIフロアーは 飲み物は何でも
(アルコール含む)無料で飲み放題です。
そして嬉しいことにお部屋にも持ってきていただけます。
11階では ラウンジでもお部屋でも何時でも飲み物を頂けるのです。
( 夜11時までOKですって! )
主人がドリンクメニューを見たいと言ったら
言っていただけたら大体のものは作れますから
と言っていました。
日本酒なども 口頭で数種類 案内されました。
お部屋に置いてあったラウンジのメニューです
では 着物姿の(お顔立ちの綺麗な)おばあさんに
先導されお部屋に入室です。
↑ 1114号室です。( 10~12は広いお部屋、
14~16は40㎡のお部屋です )
↑ 間取り図です。 HPより
↓ 入ってすぐの左側の壁面です。
天然木のような木の壁に お鍋の打ち出しのような
なぐり加工が施されています。
模様は数種類あり、光の加減で模様が浮き上がり
とても暖かい感じがして この一面の彫りの壁が
存在感を放っていました。
壁の先には海に面してのカウンターがあります。
ウインザーチェアーに座り テレビの前のこの席に
しっくりなじんでいる主人です。
( テレビの横にはタブレットもありました )
照明の色が黄色だったのでお部屋の色がうまく出ていませんが
全体的に白と木を使った暖かいシンプルなお部屋です。
手前には小上がり風に4畳半の和室が設けられています。
夜はこちらにお布団を敷くようになっています。
また私達はカウンターで夕食を頂きましたが
和室で頂くことも出来そうです。
↑ 正面の四角い窓の奥が浴室です。
その右の海が見えているのは鏡です。
壁の方を向いていても 鏡越しに海が見えるって
ちょっと嬉しいサプライズです。
さぁ まずはビールで乾杯です。
何しろ私たちのお部屋はラウンジのお隣ですからね。
飲物は 電話するとラウンジのおばあさんが
すぐ持ってきてくれます。
お天気が良ければ素晴らしい夕日を見ながら
乾杯が出来たのに、残念です。
続いて室内の備品です。
クローゼットにはバスローブと羽織物。
引き出しには浴衣、帯、足袋ソックスが。
浴衣はSサイズのご用意もあります、と書いた紙が
あったので お願いしてSサイズを着てみたら
私でもツンツルテンでした。
Sってお子様用だったのかもね。
お茶は2種類用意されていました。
冷蔵庫です、こちらも無料なんですって。
今回は全く手をつけませんでしたが ハートランドビール
なんかもあってセレクトのこだわりが感じられました。
洗面所 トイレ バスルームは繋がっています。
洗面カウンターの横にトイレがあり、一人が使っていると
もう一人は入れないという感じです。
このお部屋の定員は2人なので 問題はなさそうですが
かなり狭い空間でした。
アメニティは 黒い小ぶりな「DEAN & DELUCA」風の
トートバッグに入っています。
↓ 男性用です。
↓ 女性用です。
基礎化粧品は果物のラフランスの成分を使った品で
ラフランス農家の協力で誕生したものだそうです。
このトートバッグの中には
「 バッグはお持ち帰りが出来ます 」
というメモが入っていました。
こういう備品って お持ち帰りが出来るのかどうか
不明なものが多いので こうして明記してくれると
ありがたいですね。
お風呂に行く際に利用させていただき
この後の旅行中にも便利に使わせていただきました。
バスルームへはトイレの横から入ります。
小窓からはお部屋越しに海が見えます。
事前に写真は見ていて もっと閉塞的な浴室だと
思っていましたが 夕方のこの時間、素敵な海の景色が
眺められ 意外に良かった、という印象です。
お風呂は温泉で 蛇口に温泉の成分が付いていました。
滞在中はずっとかけ流しになっていました。
すごく気持ちの良いお風呂でした。
( 写真には写っていませんが ちゃんと洗い場もあります )
この11階部分は 2011年にHOURAIフロアーとして
改装したそうですが その年の東日本大震災の影響で
オープンが遅れたそうです。
この階だけでなく 他の階も ベッド仕様の洋室にしたり
和室にベッド、というお部屋にしたり
随時 手を入れ改装を行っている様で 建物は古いですが
とてもきれいに保たれていて感心しました。
このお部屋も改装後10年経ちますが 備品の選択に
( 電話はヤコブハンセン ライトがイタリアのアルテミデ
男性のアメニティがポールスチュアートだったりと )
センスがあり 今でもとても新しい感じがしました。
そしてとっても有難かったのは ティッシュが
2ヶ所( 洗面室と居室 )にあったことです。
意外とティッシュは1か所にしかないところが多いので
これはお客様目線に立った備品ぞろえでした。
ところが シャワーキャップがなかったので ちょっと困りました。
この後のスイデンテラスにもシャワーキャップが
なかったのですが 最近これをかぶって
お風呂に入るという人はいないのかしら?
これっておかしいの?
おばさん、の証?
ただ 小さいゴムと ヘアターバン?ヘアバンド?
があったのでそれを髪に巻いて入りました。
お部屋は特別広くはないけれど 私達には充分素敵な
滞在になりました。
次回は「 夕食 羽黒山参り ~ スイデンテラスへ 」編です。
亀や 夕食は「 HOURAI懐石 」を頂きました。
↓ 先付け