紀子の部屋・New

旅好きな私が行く楽しい旅の記録 パート4

2015年04月

北陸新幹線開業記念旅行、 富山 リバーリトリート雅樂俱

                         2015年4月25日

2015年3月 北陸新幹線開業の翌日、 富山に行って来ました。

ロビー


皆さまには以前から 
( 北陸新幹線に ) 乗った、( リバーリトリート雅楽倶に ) 泊まった、
と言っているのに なかなか記事が書けなくて すみません。
これでは オオカミ少年 ( これって今も言うのかしら? 古い? ) に
なってしまいますね。
( という事で 今回は?も? 写真が多くてかなり長いです。 )

↓ 開業2日目の東京駅です。

東京駅 北陸新幹線開業


乗ったのは 北陸新幹線の中でも一番停車駅が少なく 一番早い
「 かがやき 」 です。
停車駅は 東京 ~ 上野 ~ 大宮 ~ 長野 ~ 富山 ~ 金沢 の6駅
時間は 金沢までは2時間28分、 今回の富山までは2時間8分です。

北陸新幹線 「かがやき」


皆さんから よくチケットが取れたわね、と言われましたが
マスコミで言われている 秒殺、 10時打ち などは
14日の初電に限った話なので 初電以降や 翌日ならば
時間帯を問わなければ 余裕でチケットは取れたはずです。

かがやき


今回乗った 「 かがやき 」 の乗車率は 東京駅時点では
5~6割くらいに感じました。
ただ 娘が翌週の土曜日 金沢に行ったのですが 
その時はほぼ満席だったようなので 意外と翌週からの方が
ツアーなどで席が埋まっていて 混雑していたのかもしれません。

余談ですが 娘が金沢駅で NHKテレビにインタビューされ
それがHNK北陸の夕方のニュースで放送されたと 娘に聞きました。
ところがその映像が 翌日の関東圏のNHKでも放送されたとかで
( 一週間経った 北陸新幹線 というような内容で )
娘は 数人の方から 昨日テレビに出ていましたね~ と
言われたそうです。 ( 私は見ていませんでしたが )

ホーム


今回は主人と2人旅ですが 以前から何度も書いていますように
私たちは JRの大人の休日倶楽部、ジパングカードに入っているので
JR東、西に またがっている北陸新幹線のチケットも 
特急券 & 乗車券ともに3割引きで買えます。
一人 乗車券 9060円、 特急券 8740円、 計17800円でした。
( 通常は 富山まで一人25460円 、金沢までは28240円です )
詳しくはこちらでどうぞ。

車内1


座席は普通席です。
新幹線の席は足元が広いので 普通席でも全然OKです。
新幹線のファーストクラスと言われているグランクラスにも興味があったのですが 
さすがに座席数が18席ということで 発売日時点では 予約が取れませんでした。
それに何より グランクラスはジパングクラブの割引がなく料金が大変高い事、 
乗車時間が2時間と短い事 などの理由で 即、却下になりました。

普通席


東京駅でも 「 北陸新幹線開業記念弁当 」 が売られていて
北陸の食材を使ったきれいなお弁当を車内で朝食としていただきました。

北陸新幹線 開業記念


2段弁当


数日前には大雪が降ったという北陸地方も この日の前後は暖かったので 
車窓からは春の景色が楽しめました。

車窓から1


途中 北アルプス連峰がみえ いつも乗っている東海道新幹線では
味わえない 雄大な景色が眺められました。

車掌から2


富山駅に到着です。
ホームでは たくさんの見学者が写真を撮っていました。

富山駅、到着


改札口付近では 富山の伝統芸能のステージがあり そこで披露して
いた 「 弓庄剣太鼓 」 の子供たちも記念撮影をしていました。

弓庄剣太鼓の少年少女みなさん


どの方も目をキラキラさせて 新幹線の開通をよろこんでいるようでした。

にぎわう富山駅ホーム


大賑わいの改札口です。
入場券のチケットを買う列も相当並んでいて 入場制限もしているようでした。
長い間の悲願だった新幹線開通、 この地元の方たちの喜びようを見て 
私も なんだか とっても嬉しく感じました。

改札口付近


駅構内のステージでは おわら風の盆 の踊りが披露されていました。
新幹線が通るって こんなに人々の心を動かすんだ~ と感激しました。

東海道新幹線で 新横浜駅が出来た時 私たち横浜市民は
こんなに喜んだかしら? と当時を 思い出してみました。
当時の新横浜駅は 本当に周辺に何もない田舎に出来たので 
むしろ私は恥ずかしがっていた様に思いました。
それに 「 新 」 って何よ、 横浜駅とつながってないじゃん、 的な感じで 
それほど喜んだ記憶はなく 不便な駅、という印象を持っていました。
あの頃 そんな不遜な態度だった私は この富山の光景をみて
新横浜駅に ちょっと申し訳なく思いました。 
( 最近は かなり良い人オーラを出している私? ですが
若い頃は 上から目線の高飛車な女でした、 ← 主人からの言葉 )
( 今も そうだ、 とも言っている。。。   )

おわら風の盆


快晴の富山駅です。
開業二日目とあって タクシーや送迎車の駅前ロータリーへの
進入規制が前日決まった、という事で タクシー以外のお迎えの車は
新幹線口とは反対側の北口駅前に待機するようになっていました。
( 新幹線口と在来線の北口はつながっておらず 北口へは 
地下道を通って行くようになっていました ← 2015,3 )

快晴の富山駅


宿泊する 「 リバーリトリート雅楽俱 」 は 富山駅から車で40分くらいかかります。

駅からはJR高山本線に乗り換えたり バスに乗ったりしても行けるのですが
接続がうまくいかず かなりの待ち時間が必要だったりしたので
事前に アクセス方法をホテルへ問い合わせました。( 2月ごろ )
ホテル側からは 富山駅からの送迎を提案され
車1台 片道2200円で手配できるとの事でした。
そのくらいの料金ならば、と 行きも帰りもお願いしました。

が、今は 片道5500円となっています。
( JRの笹津駅からは無料の送迎があります )
通常のタクシー料金は6~7千円のようなので まぁ少しお安くなっているようですが
ホテルの送迎としてはちょっと高いような気がします。
今までは 地元の方か 車で来るお客様が多かったのでしょうが
これからは 新幹線で来るお客様が増え 送迎を利用するとなると
2200円では送迎できない という状況なのかもしれませんね。
今は ホテルから富山駅まで無料の送迎バスがあると
HPには書いてありましたが 富山駅からはまだないようです。

冬以外ならば 駅からレンタカーで 色々回りながら行くのが
お薦めだと思います。

立山連峰と神通川


送迎のスタッフさんは とっても富山ラブの気持ちが現れている方で
いろいろ富山やホテルのお話をして下さいました。
ホテルは地元資本のかなり大きな会社が母体となっている事、
またそのオーナーは 大の美術品の愛好家で 今まで収集した作品を
ホテルに飾っている、 などなど。
そして 途中で車を止めて きれいな写真スポットも案内して頂きました。

それがこれです ↑ ↓。

富山きときと空港


神通川 富山空港 立山連邦、 この3つが全て写真に納まる場所です。
この富山きときと空港は 全日空始めアシアナ、チャイナ など現在7つの
航空会社が就航しています。
新幹線効果で 富山を訪れるお客様が増えるのは歓迎ですが
空港もつかわなくては、 と地元の方は思っているようです。

40分間 少しも退屈せず スタッフさんと話が弾み 着いたころには
立派な富山通になっていた私たちです。

ホテル付近の景色


さぁ ホテルに到着です。
前庭が広~い、 春には桜がきれいそうです。 

リバーリトリート雅楽倶 


送迎のスタッフさんが言っていました。
「 このホテル、 事前に皆さん、 写真などを見ていると思うのですが
実物は モットすごいですよ 」 と。

本当? 事前にHPの写真とか口コミを見て期待すると 
以外に小っちゃい? とか あれれ? と思うことが多いからねぇ。

新館入り口


そんな風に言っちゃって大丈夫?

と心配になりましたが 今、 言っちゃいます!
ホント!!!
事前の印象よりも すごかった~~~!

入り口


↓ 写真の真ん中辺の暗い所あたりから 入ってくるようになっています。
  ( 反対側から 入り口を撮ったものです )

フロント 右側に あれ?


あれっ? この絵、 もしかして?

はい そうです 「 ウォーターフォール 」 です。
( 熱海の海峯楼 にも飾ってありましたよね~ )

入ってすぐにウォーターフォールが!


そ、そ、そして リバーリトリート雅楽倶 といえば このロビーです!

ロビー


雄大な神通川ビュー ( 正しくは 神三ダム ビューです )

ロビー


川の色がきれいですね~
↓ 暖炉もあるのよ。

暖炉


天井が高い! そして壁がすごい、 スタッフさんに説明を聞いたのですが
コンクリートに木の模様を付けて。。。 とか。  

ロビー


私がホテルに求める事、
まず建物ですが とにかく 安っぽくなく 堂々としている事! 

ロビーから入り口方面を見る


まさしく 私の理想、 建物に重厚感があります。
ソファーも白と黒でセンスがいいです。

ロビーからフロントを見る


2階に図書室があり そこからだと1階のロビーを見下ろす事が出来ます。
川の青さがより引き立ちますね。

2階からロビーを見る


↓ 階段部分です。

支えのない階段宙に浮いている階段


これも建築用語でいう何とか工法で、 支えが全くない構造に
作られているので 宙に浮いた階段、 だそうです。
よく建築関係の方々が見学に来るようで 建築の学生さん方には
必見の階段だとか。

よく見ると横の壁につながっているのではなく 上と下で支えているようでした
( こんな解説で分かるでしょうか? )

さて 長くなりますが お部屋の紹介まで一気に行っちゃいます。
( GWにいらっしゃる方も多いと思いますので ) 

新館 お部屋前の廊下お部屋前の階段


では お部屋に向かいましょう。
こんな素敵な廊下を通ってお部屋に向かいますが
廊下にも 美術品の数々が飾ってあります。

廊下とお部屋の間は 渡り廊下のような作りになっていて
わくわく感が高まります。

今回 宿泊したのは 新館スイートCタイプ2階、 「 白桜の間 」 です。
今はお部屋の名前が変わり 「 新館プレミアスイート 」 となっています。

廊下の窓から新館Cタイプ2階 お部屋入り口


212号室 プレミアスイート 白桜の間、 115平米+テラス

玄関 新館プレミアムスイート白桜 間取り


白木の素敵な空間が広がっています。

リビング


大きなリビングルームは神通川ビューです。

リビング


来る時にドライバーさんが言っていた、写真よりもずっと良い、
という言葉、 このお部屋に入って より一層それを感じました。

目の前は神通川


行く前に HPの写真や間取り図を見ていると 縦に長いお部屋で 
それほどゆったりとした造りには感じませんでした。
また 「 白桜 」 という割には ソファーの色も黒いので 
写真を見た限りでは それほど白くは感じられませんでした。

でも入ったら お部屋はとっても明るい印象で 凄~く開放的です。
また内装もすっきりとして ソファーの黒が重くならずマッチしていました。

神通川ビュー


この写真を見るより 実際の方が広々感じます。
ビューはもちろん神通川!
お天気の良いこの日は 川が緑色に輝いていました。

ベランダ


ベランダには おしゃれなイスが。

真っ青な神通川ベランダ


そしてソファー後ろの壁には またまた 「 ウォーターフォール 」 が。

ソファーの壁には千住博さんのウォーターフォール


                      右下には 千住さんのサイン入りです。 ↑

このホテルには3枚の千住博さんの 「 ウォーターフォール 」 があるそうですが
ロビー、 212号室、 そして翌朝の朝食のお部屋 と 偶然ですが
私達は 3枚の絵 ( リトグラフ? ) を楽しむ事が出来ました。

ソファー前


テレビ 金庫 冷蔵庫 お茶のセット 全てが壁に綺麗に収まっています。

お部屋は縦長で 手前がリビング その奥が和室 そして続いて奥が
ベッドルームとなっています。
どのお部屋も仕切りを開けると繋がっているので お部屋は大変明るく
すっきりクールな印象になっています。

和室の向こうにはベッドルームが


和室にお布団を敷いて4名まで宿泊できます。

和室


ベッドルームも収納はまとまっていて すっきりしています。

ベッドルーム


ベッドルーム


壁とベッドリネンは真っ白です。

ベッドルーム


ここからも 遠いですが外が眺められます。

ベッドールームから


チェックインの際 ロビーでウエルカムドリンクが頂けますが
お部屋には 美味しいお菓子が用意されていました ( 無料 )

お付きのお菓子いろいろ


棚の上にはコーヒーマシーン、 日本茶のセットは扉の中です。

珈琲マシーン、お茶セット冷蔵庫


今回は お部屋でコーヒーを楽しむことはありませんでした。
なぜかというと 本館ロビーの横に 宿泊者が自由に使えるラウンジがあって
( 15時からから翌朝まで ) そこでいつもコーヒーやお茶が無料で
いただけるので そこを利用しました。 ( セルフですが )
残念ながらお部屋でゆっくりする時間も 余りなかったので。。。

金庫が5か所もお部屋備え付けの浴衣


↑ 驚いたことに金庫が五つも、 その中の一つは大きい金庫です。
友人同士で滞在しても それぞれに金庫が使えるようにという配慮ですね。

浴衣はチェックインの際に選ぶようになってます。
でもお部屋備え付けの浴衣も男女あるので 2枚使用できるという事です。
嬉しいことに 浴衣の着付けの案内も 写真付きでありました。

↓ そして 快適なバスルーム。

洗面室


ダブルシンクで広々。

シャワー


↑ シャワー室はガラス張りで 
↓ その奥に 川に面してジャグジーバスがあります。

お~~~


お~~ 素晴らしい、! ジャグジーバスです。
夕方 このジャグジーでゆっくりと体を休めました。

212号室 ジャグジー


さて次回は ホテルでのランチ 夕食、 朝食、 ホテルの施設
などを紹介します。

世界一景観のいいスターバックス


一休.com の こちらにも お部屋の詳しい案内が出ています。

お部屋はいろいろなタイプがあるので HPを参考にして
好みのタイプをリクエスト出来るようです。
館内には アート作品が溢れ お部屋も2人では勿体ないほど広く
時間をとってゆっくりしたいお宿です。

私達の予約は 楽天から 「 北陸新幹線開業記念3つの特典付き 」
というプランで一人32000円でした。
今は そのプランはないようですがHPの 「 平日限定春のスペシャルプライス 」
でも 特典なしで32000円で出ています。 

では 皆さま 素敵なGWをお楽しみ下さい。

はじめに私のこと ~ 新しい 「 紀子の部屋 」

                    2015年4月8日

気象庁前 八重桜


2005年から始めました 「 紀子の部屋 」 も
1, 2, 3 と続き 今年で10年目になります。

前回のブログでもお話しましたが ライブドアブログの管理ページに
ブログの快適度指数というのがあり 快適度が非常に悪化している
と指摘されていました。

たぶん他のブログに比べて 写真の枚数が異常に多く
また1ページに載せる量も 多いせいだと思います。 

という事で ちょうどブログを始めて10年になりますので
これを機会に 新しい紀子の部屋を立ち上げることにしました。


↓ 今年の春の写真、 千鳥ヶ淵です。

千鳥ヶ淵


名前は 「 紀子の部屋・New 」 にしました。

「 紀子の部屋 4 」 よりも New をつけたほういいかな、と。
写真と文字も大きくしました。


これからも ゆっくりの旅行記ですが 
出来るだけお安く でも 雰囲気は豪華に、 
そんな旅行を目指して 日々研究し みずから実践して
その様子を具体的に書いて行きたいと思っています

どうぞお時間のある時に 覗いてください。

千鳥ヶ淵


また時々は私の病気の事も書いていくつもりです。

今ままでのブログにも 不定期ですが 病気のことを書いていました。
最初の頃は このブログを読んでくださっているのは
本当に親しい方に限られてていましたので 
かなり頻繁に 先生の悪口など書き続けていました。

千鳥ヶ淵


でも時間とともに 今までお会いしたことがない沢山の方々が
このブログを読んでくださるようになり ( 病気や治療に関しての )
私の一方的な感情任せの文章は 載せてはいけないかな、と
思うようになりました。
( といいながら ガッツリ 書いていましたが。。 汗 )
でも このブログの最初の趣旨どおり 闘病中であっても 
出来る限り 私の様子は 皆さまにお知らせしてきました。

新しいブログを立ち上げた事もあり また10年目ということで
今まで 断片的にしかお伝えしていなかった 私の病気の様子を 
さらっと書いてみたいと思います。
( さらっと、 書くつもりでしたが 何しろ病歴が長いので
  それなりに長くなってしまいました、 苦笑 )

千鳥ヶ淵


私は 2002年に 人間ドックで悪性リンパ腫がみつかり
先生からは ステージ3の終わり、 限りなく4に近い と言われました。
また 細胞診の悪性度も高く、 色々な数字や評価をみると
その時点では 何もしなければ あと半年、と宣告されました。
でも その半年前位に 分子標的薬のリツキサンという薬が登場し 
生存率が飛躍的に伸びた時期に当たっていました。
まずは 最初に手術で 悪性リンパ腫が出来ていた脾臓を全摘し 
その後 リツキサン+抗がん剤の標準治療、R-CHOP療法を
7回受け なんとか寛解しました。
( 髪の毛は抜け 抗がん剤の副作用に苦しみましたが ) 

お堀


本来は8回受ける予定でしたが 最後の時期に 
急に足が動かなくなり歩けなくなってしまいました。
先生からは 骨への転移を疑われ 放射線治療も受けました。
でも それ効いたのでしょうか 足もすっかり良くなりました。

↓ 国立劇場の前広場の桜

国立劇場 桜


暫く元気で生活していましたが 2005年に再発し 
前回の状態をふまえ 先生も これが最後と思ったのでしょう、
通常 悪性リンパ腫の患者さんの最後の治療として行われる
骨髄移植を受ける事を勧められ それに従いました。

自分の骨髄を使う自家移植を受け 長期入院生活を送りました。
( やはり 髪の毛は全部抜け 大量の抗がん剤治療の副作用に
非常に苦しみました )
でも退院後は またまた元気になり 本来は2年間、海外はダメよ
と看護師さんに言われていましたが 7か月後にはドバイに
( 先生には内緒で ) 行き その頃一番高級だと言われていた
バージュアルアラブという7つ星ホテルに泊まったりしていました。

↓ 近所の桜

近所の桜


そしてその時に
「 病気を心配してくれている お友達に向けて 
お母さんが元気にしていることを伝えたら? 」 と娘に勧められ
このブログを始めました。
それが2005年の秋です。

近所の桜


でも移植の効果も長くは続かず 2008年に 又 再発しました。
そして2009年に 画期的な治療薬 ゼバリン というものが
保険適応になり その時は それを受けることが出来ました。
それは 一人一人の薬を ( 確かその時は ) ヨーロッパに
オーダーし 出来た薬を空輸して 点滴するというもので
たった1回の治療で済むという 患者にとっては大変楽な治療でした。
確か治療費は 先生いわく 車が一台買える金額、と言っていました。

ちょうど その頃に高額医療費の払い戻し制度が、
一度 支払って その後 後から戻ってくるというシステムから
先に申請すれば 退院時 限度額のみの支払いで済み 
あとは国と保険組合が支払っくれる? というシステムに変わった時
だったので おかげさまで支払いも 負担にならずに済みました。

↓ カープ、開幕戦で広島に行くため 羽田に向かう車の中で

朝焼け


↓ カープ開幕戦、 息子は友人と金曜夜から土、日の3連戦を
  主人は広島の友人と土曜日から観戦、応援してきました。 

カープ 開幕戦1


主人と息子、 もちろん 春の沖縄キャンプにも行っています。
来年からは 鯉のぼりロードがある 宮崎日南キャンプにも
行かなくちゃ、と言っています。

息子? はい、 しがないサラリーマンです。
主人? はい、 しがないほぼ年金生活者です。

2人ともカープにお金を使っているので 
全く貯金がありません、 とほほ。。。

カープ開幕戦2


話は戻って
ゼバリン治療は大変楽なものでしたが その後の副作用で
血小板の数値がなかなか戻らず 先生はとても心配していました。
でも 生活は普通にできていたので  私はそれほど心配せずに
日にちはだいぶかかりましたが 順調に元気になりました。

カープ 開幕戦


そしてまたまた2011年に再発、
今度は もう使う薬がなく ( 移植をしているので使う薬も
限られているようで ) この先どうしよう、と悲観していましたが
( 一度は 他の方からいただく骨髄移植の順番を待っていた時期も
ありましたが 肺の状態が良くなく 移植は断念しました )
その時 運がいいことに たまたま新しい薬の治験枠が一人分回ってきた、
ということで その薬を使うことが出来ました。

↓ 鎌倉山の 「 らい亭 」 に行って来ました。
  桜の時期にピッタリ合い とてもきれいな景色の中
  美味しいお蕎麦をいただきました。 

らい亭 立派な門


↑ ↓ 由緒ある 「 らい亭 」 の山門

鎌倉山 らい亭 


↓ 高台にあるのでとても広くて眺めの良い庭園

らい亭 庭らい亭 庭


でも 2011年年末にたった一回その治験薬を使っただけで
結局 2回目以降には進む事は出来ませんでした。
やはり今回も 血小板をはじめ いろいろな血液値が
先に進める数値に達することが出来ず それ以上 その薬を
使うことが出来なくなったのです。
そんなショックから この後の人生、 長くないのなら 
「 えぃっ! またドバイに行ってやる! 」 と決意し 
今度は エミレーツのファーストクラスで旅行して来ました。

↓ この建物の2階のお座敷で会席コースを頂きました。

らい亭


でもたった1回の治療でしたが なんと3年間も再発せず 
元気に生活できていました。
穏やかに3年間も生活できていたのは この期間が
病気になって初めての事でした。

その間 調子に乗った私は おまけでもらった人生だから と
「 んじゃぁ今度は JALのファーストクラスに乗っちゃう? 」 と
手持ちのマイルを総動員して NYに行って来ました。

↓ らい亭 2階お座敷に入るロビー( 富士山が見えました )

窓から富士山が


待合室


そして去年、2014年11月 バンコクから帰ってきた翌日
先生から CTと血液検査の結果を伝えられ またまた再発を
告げられました。
直ぐ入院して 細胞の検査をしたところ やはり 悪性度の高い
細胞だったとのこと。
画像上でも 自分で見てびっくりするくらい広範囲にわたっていて
早急な治療が必要と言われました。

↓ 手打ちそばが入った柊会席料理コース 4500円+税+サ

らい亭 ランチ


メニュー


今回も使える薬がないので 骨髄移植の話がまた出ましたが
またまた運の良いことに 治験の薬の枠が ちょうど一人分空いた、
( すでに受けることが決まっていた人のキャンセルがでた )
ということで すぐその枠に入れてもらうことが出来ました。

それが今 参加している治験です。

↓ 鎌倉 長谷寺

鎌倉 長谷寺


もうすでに 7回目の治療を受けています。

何しろ第一相 という段階なので 今後どのようになっていくのか
先生も治験のコーディネーターさんも 手さぐり状態なのですが
私は 治療の事は考えずに 病院の行きかえりで楽しみを見つけて
通院している という状態です。

そして 今までも 今でも 病気のことを忘れて夢中になれる 
「 旅行のプラン練り 」 に熱中しているというわけです。

この 「 旅行 」 というものがなければ 私はずっと外にも出ず
家に閉じこもっていたかもしれません。

「 旅行のプラン練り 」 という術を入手した私は
テレビを見ては 本を読んでは 他の方のブログを見ては
あ~ 私もあそこに行きたい, へぇ~ こんなところにも行きたい と
次々と旅への欲求が湧いて来ます。
そのおかげで今もこうして あんまり大変だなんて思わず
病気と付き合って行けているんだ、 と思っています。

千鳥ヶ淵


ということで 私の病気のこれまでの経緯をお話ししました。

( ふぅ~。 あまりにも長期間 いろいろな治療をしているので
  自分でも時々忘れることがあります 苦笑 )

そんな私なので 同じところに2回は行けないかもしれない
という思いから 絶対行きたいところ 絶対泊まりたいホテルを
中心に 計画を立てています。

この私のシナリオは いつまで続くか分かりませんが
まだ生かしてくれている大きな何かに感謝して
これからも 病人だと思って卑屈にならず 堂々と 
でも侮らず 粛々と生きて行きたいと思っています。

では次回は 「 北陸新幹線開業記念旅行 リバーリトリート雅楽倶 」 
の旅行記になります。

リバーリトリート雅楽俱


これからも 「 紀子の部屋 」 をよろしくお願い致します。
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ぽにょ

学生時代観光研究部に入っていました。
その時の経験と知識を生かして自由旅行を計画して楽しんでいます。
この先もずっと楽しい旅を続けたいな!

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