2015年 6月23日記
2015年4月 原谷苑の桜 & 東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯 を楽しむ旅
2回目は 西陣 「 ふじ義 」 の 夕食と
6月に訪れた 「 アマン東京 」 のブラックアフタヌーンティーのお話です。
( 前回のブログ 2015,4 京都 東急ハーヴェスト鷹峯と桜編はこちら )
今回の京都旅行を勧めて下さった お知り合いの方が
夕食に この「 ふじ義 」 を予約しておいてくださいました。
その方曰く ハーヴェスト内のレストランは どこも高いので
タクシーを使うようになるけれど 安くておいしい和食屋さんがあります、
とのことで 雨上がりの夕方 タクシーで行ってきました。
( ハーヴェストクラブ京都鷹峯 から タクシーで千円ほど )
上の写真の漆喰壁と黒い建物の一軒家が 「 ふじ義 」 です。
横に見える2階建てのお家は 別の建物です。
むむ、 普通の住宅街? 小さな家?
そうなんです、見つけにくい路地の半ばに 「 ふじ義 」 はありました。
小さな玄関を入って すぐ左に小さなお部屋があり ( 4人くらい入れる? )
右側に行くと メインのお部屋があります。
お部屋は2つ、あわせて10席の小さな和食屋さんです。
お若いご夫妻2人で 切り盛りしている和食のお店で
( もちろんご主人様は 有名店で修業なさった方です )
数年前に開店したそうですが 婦人雑誌などでも取り上げられていて
立地が不便 ( と知人は言っていました ) にもかかわらず
お二人のお人柄と 料理のおいしさで人気のお店だそうです。
すっきりとした内装のお部屋ですが いろいろなところに
ご夫婦の気持ちが反映されていました。
4人掛けのテーブルの手前に 2人掛けテーブルもあります。
テーブルの上のランプ、 とても神秘的で素敵でした。
奥さまにお聞きしたら このランプは 富山の若い作家さんに
依頼して作ったとか、 宇宙? 夜空? を現わしているそうです。
室内が 幻想的な雰囲気になります。
カウンターと吊戸棚も クラシックで素敵でした。
ふじ義 の名前の由来は ご主人のおじい様が 大阪で 「 富士好 ふじよし 」
というお寿司屋さんを まだ現役でやられているそうで そのおじい様を見習って
「 ふじ義 」 と付けたそうです。 ( ご主人の名前は義勝です )
夕食は 5000円と6800円の 2コース、 今回は6800円です。
( 税込です、 サービス料はナシです ← 良心的ですね! )
では 6800円のコース 一気に紹介します。
↓ 淡路のイイダコ
↓ 淡路のアイナメ ( 関西ではアブラメという ) と北海道の うに
自家製の海苔の佃煮
淡路の鯛、長岡のタケノコ ↑
↓ 富山のホタルイカ、 マスタードの酢味噌
↓ 小浜の白魚、 京都のこごみ 天ぷら
A4 北海道、牛肉の炭火焼 バルサミコ酢で ↑
ここでお肉が出てくるとは、 みんな大喜び、 とってもおいしかったです。
お料理が運ばれる度に 奥さまが丁寧に説明をして下さるので
色々知識も増えました。
↓ 淡路の鯛の土鍋ご飯、 タケノコの姫皮、 木の芽
愛媛県 瀬戸香オレンジ、桜の花のゼリー ↑
土鍋ご飯は 3人で1.5合だそうです。
もちろんすべて完食、 きれいに頂きました。
今回は6800円のコースでしたが 5千円のコースでも品数は同じだそうで
内容が変わるとの事、 量的には 満足いただけるようになっています、
との事でした。
例えば最後の 土鍋ご飯は お魚が入っていなくて タケノコご飯になる
という感じだと思います。
↓ ふじ義のご夫婦
ご主人はとっても背が高く & 恥ずかしがり屋さんだそうです、 うんうん。
和食屋さんにあるカウンター席は 恥ずかしいから 作らなかったそうです。
奥さまが ご主人さまの夢の後押しをして このお店が成り立っていると感じました。
大変気持ちの良いご夫妻で 帰る時も ずっと見送ってくれました。
本当においしかったし 楽しい素敵な時間を過ごせました。
奥さまは 「 祇園の先輩方のようなお値段は とてもとてもつけられません 」
と謙遜なさっていましたが おっしゃるとおり お値段は大変良心的で
コースにドリンク2杯ずつ ( 主人は日本酒を熱燗で ) 頂いて
3人で24600円でした。
お腹いっぱい!、 ご馳走様でした。
奥さまの推薦で 帰りは 今人気の 「 水火天満宮 」 で夜桜を楽しみました。
以前から 地元の人の間では ここの桜は人気でしたが
ここ2、3年は 徐々に見学の人が多くなり 昼間は大にぎわいだそうです。
でも夜はひっそりとして 素晴らしく幻想的な世界が広がっていました。
京都から帰って数日後 BSチャンネンルで
この水火天満宮の夜桜が紹介されていました。
京都の達人 山村紅葉さんが まだ あまり人に知られていない夜桜
という事で 旅人に 紹介していました。
ここからホテルまでも タクシーで千円ほどでした。
ハーヴェスト と ふじ義 それに 水火天満宮の夜桜をセットに
2015年の春の京都を満喫しました。
京都は行くたびに 新しい発見があります。
お食事どころも 毎年新しいお店が次々と出て来て
旅行者の私達は とても行きつくす事は出来ません。
でも こうして京都通の方に教えて頂いて楽しんだ今回は
今までならば行くことはなかった場所に泊まったり ひっそりとした
リゾートのお庭を散歩したり 自分では考えなかった京都を
楽しむことが出来ました。
京都の春の思い出が また一つ増えました、 ありがとうございました。
さて 次は 「 アマン東京 」 でのアフタヌーンティーの様子です。
「 アマン東京 」 が入っているのは 東京駅のすぐそばにある
大手町タワーという みずほ銀行本店があるビルの上階です。
息子が この地区に詳しいので
ある時 「 みずほ銀行のビルに アマン が出来るよ 」 と
教えてくれました。
竣工直後のその時は まだ アマン という文字はテープで隠されていて
見えないようになっていましたが テープの上から 微かに見えるんだ、と
言っていました。
アマンのビルって この森の中にあるの?
都会の中の この森、凄いね、
大手町タワーの建っている場所には こんな森が広がっています。
ちょっとびっくり。
森の中、 ビルの手前にガラス張りの建物があります。
森の中のガラス張りの建物は 「 ザ・カフェ by アマン 」、
ホテル棟とは別に ビルの敷地の森の中に今年の6月に出来たばかりの
アマンのカフェです。 ( 2015年 )
まるで軽井沢にあるカフェのようです。
このカフェは お昼は予約を受け付けていないそうです。
この日は全く並んでいなかったので 意外と誰でもすぐ入れるのかと
思っていましたら 多い時は2時間待ち、 と 後でスタッフの方が
言っていました。
でも今日は誰も並んでいなかったですよ。 と言ったら
カフェの前に並んで頂くのは 申し訳ないので 来店時に電話番号を聞いて
お席が用意出来たら 電話で知らせるようにしている のだそうです。
そういえば この森の周りには ベンチがたくさんありました。
そこで待っていることも出来ますね。
森の中のカフェ とてもステキでした!
さぁ 今日は カフェではなく ホテルのラウンジで頂く
アフタヌーンティーを予約してあります。
森の中を通って ビルの一階にホテル専用の入り口があります。
意外と小さい入り口に ちょっとドキドキします。
だって そこにいる ドアマンさん? ドライバーさん?
すご~く 体が大きくて 黒いスーツで バリバリ強面なんです。
まず入る時に 何の利用か? 予約はあるか? お名前は?
など聞かれます。
というより 無言では入れない雰囲気なので 自分から
これこれの予約がある紀子です、 と 自己申告しました。
アマンのロゴ入り人力車も2台 待機中です。
ドアを入ると ベルデスクがあり スタッフが数人待機中、
再度私の予約を確認され 強面さんからそのスタッフさんに私は引き渡され
エレベーターで33階まで連れて行かれます。
ずっとスタッフさんがついています。
私が悪い事しないかどうか見張っているのかしら?
お~~~~~
ガーデンレセプションと名づけられた 33階のロビーに到着です。
ロビーで 私は連れて来てくれたスタッフさんから
今度はアシスタントロビーマネージャーさんに引き渡されました。
ひ、ひ、広~いロビー、 た、た、高~い天井、
一人で写真など撮りながら 同行者を待とうと思ったけれど。。。
そんな状況の私に マネージャーさんはずっと付き添ってくれます。
私はマネージャーさんに お忙しいでしょうから どうぞお仕事に戻って
下さい、 と言ったところ そのマネージャーさん
「 いいえ これが私のお仕事ですから。。。 」 と言って
待っている間ずっとお喋りにお付き合いしてくれました。
いや~~~ 素晴らしいお言葉、 やっぱり さすがアマンだね。
私は 自然に 今回ここを訪れた経緯を その方に話していました。
旅を通じて仲良くさせて頂いている 母娘さんが 新幹線で東京に見えます。
そして一緒にお茶でも ということで アマン東京に予約しました、 と。
当初 東京駅と言うことで マンダリンかシャングリラ と思ってましたが
お嬢様から 出来ればアマンに行きたい、 とリクエストが。
お嬢様、 ブログなどで色々検索してくださっていましたが
検索すればするほど アマンは予約が取れないらしい、
一日3組しか予約はとらない、 お席の半分は宿泊者用に空けてあるので
一般の方はなかなか入れない、 などなど 予約するのも困難な
アマン東京の現状を知ったそうです。
そのため 予約が取れるかどうか とても不安だったようです。
が、 私がメールで問い合わせをしたところ、 ( 2週間前 )
翌日お電話をいただき めでたく予約がとれました。
たまたま 運が良かったようです、 日によって予約状況が違うと
マネージャーさんは言っていましたから。
とこんなお話をしていると 母娘さん登場、 アフタヌーンティーの前に
マネージャーさんが ロビー階とその上の階を 案内して下さいました。
これが ホテルのロビー全景です。
自分で撮った写真に 見惚れました。
広いでしょう?( 私が自慢する事じゃないけど。。。 )
33階がロビーですが その上の階に ロビー全体が見渡せる場所があって
そこから撮った ロビー全景です。
天井が高いです。 ( 吹き抜け天井の白い部分は和紙で出来ています )
吹き抜けは なんと高さ28メートル、 5階分だそうです。
( 35~38階がお部屋で 全84室あります )
正面が図書室、 その左にシガーバー、 左側の窓に面して
これからアフタヌーンティーを頂く 「 ザ・ラウンジ by アマン 」
その手前が 「 ザ・レストラン by アマン 」 になっています。
ロビーの横に図書室があります。
図書の専門家が選んだ 日本に関する本が きれいに並んでいます。
日本といえば、 ということで キティちゃんの絵本も置いてありました。
本棚の本は 並べ方まで計算されて 置いてあるということです。
でも ゲストの皆さんがお部屋に持って行って読めるようになっているので
戻す時などに きれいに棚に並んだ状態が崩れるわけです。
そのため月に一度 図書の専門家が ここを訪れて 本の並びを
直す作業を行なっているとのことでした。
むふぁ~ さすがですね。
↓ 図書室のドリンクです。
では そろそろラウンジに向かいましょう。
大きな窓に面して バーカウンターとソファー席があります。
アマン東京のブラックアフタヌーンティーのメニューです。
4600円 + サービス料13% = 5198円です。
( シャンパン付きは 6800円 +13% )
まず スコーンと かわいいゼリーが出てきます。
ゼリーはチョコレートの帽子付きです。
そして登場 ブラックアフタヌーンティーです!!!
この時に先ほどのマネージャーさんが 別のスタッフさんを連れて
わざわざご挨拶に見えました。
私は つい最近 以前アマンでお世話になった元スタッフさんと
ブログで仲良くしているアマン&旅好きの方を交えて3人で
東京でご飯を食べましたが、 なんと ご挨拶に見えたスタッフさんは
そのことを御存知でした。
( もちろん それが私とは その時は知る由もなく )
色々お話しているうちに その方は 以前お世話になった元スタッフさんとは
お友達だそうで 私達が3人で食事したその日にも会い 私達の事を
聞いていたそうなのです。
まぁ~ その時にお食事した方が 紀子さんだったんですね、 などと
余りの偶然に お互い びっくりし合いました。
それに そのスタッフさん、 元スタッフさん、 現在 共に
勤務は東京ではないのです。
今日お会いしたスタッフさんは いつもは 7月に正式発表されるアマンの
開業準備室にいらっしゃるので ここ東京にはいないのです。
今日は たまたま会議で東京にいらしていて ちょっと時間が出来たので
アマン東京に寄った、 との事でした。
そして 私と同じ時間に 同じ空間に 今、いるという偶然。
そんな偶然にびっくり! これが アマンマジックなのでしょうか?
とっても嬉しかったです。
さて チョコレートアフタヌーンティーです。
ホテルそのものが黒を基調に 木と石、紙を使った造りで
ラウンジも黒でまとめられています。
このアフタヌーンティーセットの枠も黒の竹でできています。
サンドイッチのパンも 竹炭入りなので黒いのです。
だからブラックアフタヌーンティーと言われています。
食べるのが惜しいくらいで しばらく見とれていました。
可愛いハンドバッグ、中にはブルーベリーが入っています。
奥のダイアモンドもチョコで出来ていて 蓋を取ると中にはプチスイーツが
入っています。 もちろん全部食べられます。
そしてハイヒールも めっちゃ!可愛いです。
私はそれほど甘いものを頂かないので もっぱら下段のフィンガーフード
専門に食べていましたが 母娘さんは チョコレートが大好き、
本当に美味しい、美味しいと言って召し上がっていました。
お茶は ドイツの 「 ロンネフェルト 」、 日本でこの紅茶を出すところは
珍しい、 とお嬢様。
飲み物は 何種類でも替えてOKで 私は紅茶~コーヒー~川根緑茶と
3種類頂きました。
大変手の込んだ インパクトのあるアフタヌーンティーでした。
甘いもの好きさんならば 一度は体験されたらいいですね。
お茶だけでも 確か1500円くらいだったと思うので
絶対また行きたい 「 ザ・ラウンジ by アマン 」 でした。
先ほどのマネージャーさんに お部屋をご覧になりますか?と
お誘いを受けたので ありがたく見せて頂きました。
コーナ―スイートの部屋です。121平米。
ベッドの足元には畳のマットが敷かれています。
まさしく東京の景色。
下を見るとビルの屋上ビューです。
石造りのバスルーム、とっても広いです。
何とこのバスルーム、 内側からは東京の絶景が見えますが
外からは全く中が見えないようになっているんですって。
本当? でもちょっと勇気がいりますね、裸で立つには。
大丈夫ですよ~ と マネージャーさん。
外から見ると 鏡のようになっているんでしょうね。
バスルームの石の床は 床暖房が入っているそうです。
↓ ダイニングエリア リビングエリア ↓
こんなステキなお部屋は 一休だと17万円~くらいです。
普通のお部屋で ( 70平米 ) 9万円くらいでしょうか?
帰ってから主人に アマンどうだった? と聞かれ
私は帰り道 ずっと考えていたんですが
わたしなんて、 背伸びして アマンに行っただけなのに
あんなに親切にしてもらって かえって申し訳なかったよ~。
圧倒的な素晴らしさを見せつけられると 自分の小ささをより感じ
自分自身が虚い存在だな~、 という気分になったわ、 と話しました。
( いつになく弱気 )
主人曰く せっかくお金を使って行ったんだから素直に楽しみなさいよ、
だって。
そりゃ~そうですよね、 主人のお金で行ってるんだからね。
それを 虚しいなんて言われちゃ~ 主人もがっかりですよね。
でも 5198円で 世界の一流ホテルを体験できたなんて
( ほんの一部だけどね ) 本当に良かった。
一緒に行ってくださった 母娘さん、ありがとうございます。
ビルの外まで出て 見送ってくださった きれいなスタッフさん、
本当にありがとうございました。
おもてなしの心いっぱいの接客に 心を揺さぶられまくりでした。
やっぱりアマンは 最高でした。
2015年4月 原谷苑の桜 & 東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯 を楽しむ旅
2回目は 西陣 「 ふじ義 」 の 夕食と
6月に訪れた 「 アマン東京 」 のブラックアフタヌーンティーのお話です。
( 前回のブログ 2015,4 京都 東急ハーヴェスト鷹峯と桜編はこちら )
今回の京都旅行を勧めて下さった お知り合いの方が
夕食に この「 ふじ義 」 を予約しておいてくださいました。
その方曰く ハーヴェスト内のレストランは どこも高いので
タクシーを使うようになるけれど 安くておいしい和食屋さんがあります、
とのことで 雨上がりの夕方 タクシーで行ってきました。
( ハーヴェストクラブ京都鷹峯 から タクシーで千円ほど )
上の写真の漆喰壁と黒い建物の一軒家が 「 ふじ義 」 です。
横に見える2階建てのお家は 別の建物です。
むむ、 普通の住宅街? 小さな家?
そうなんです、見つけにくい路地の半ばに 「 ふじ義 」 はありました。
小さな玄関を入って すぐ左に小さなお部屋があり ( 4人くらい入れる? )
右側に行くと メインのお部屋があります。
お部屋は2つ、あわせて10席の小さな和食屋さんです。
お若いご夫妻2人で 切り盛りしている和食のお店で
( もちろんご主人様は 有名店で修業なさった方です )
数年前に開店したそうですが 婦人雑誌などでも取り上げられていて
立地が不便 ( と知人は言っていました ) にもかかわらず
お二人のお人柄と 料理のおいしさで人気のお店だそうです。
すっきりとした内装のお部屋ですが いろいろなところに
ご夫婦の気持ちが反映されていました。
4人掛けのテーブルの手前に 2人掛けテーブルもあります。
テーブルの上のランプ、 とても神秘的で素敵でした。
奥さまにお聞きしたら このランプは 富山の若い作家さんに
依頼して作ったとか、 宇宙? 夜空? を現わしているそうです。
室内が 幻想的な雰囲気になります。
カウンターと吊戸棚も クラシックで素敵でした。
ふじ義 の名前の由来は ご主人のおじい様が 大阪で 「 富士好 ふじよし 」
というお寿司屋さんを まだ現役でやられているそうで そのおじい様を見習って
「 ふじ義 」 と付けたそうです。 ( ご主人の名前は義勝です )
夕食は 5000円と6800円の 2コース、 今回は6800円です。
( 税込です、 サービス料はナシです ← 良心的ですね! )
では 6800円のコース 一気に紹介します。
↓ 淡路のイイダコ
↓ 淡路のアイナメ ( 関西ではアブラメという ) と北海道の うに
自家製の海苔の佃煮
淡路の鯛、長岡のタケノコ ↑
↓ 富山のホタルイカ、 マスタードの酢味噌
↓ 小浜の白魚、 京都のこごみ 天ぷら
A4 北海道、牛肉の炭火焼 バルサミコ酢で ↑
ここでお肉が出てくるとは、 みんな大喜び、 とってもおいしかったです。
お料理が運ばれる度に 奥さまが丁寧に説明をして下さるので
色々知識も増えました。
↓ 淡路の鯛の土鍋ご飯、 タケノコの姫皮、 木の芽
愛媛県 瀬戸香オレンジ、桜の花のゼリー ↑
土鍋ご飯は 3人で1.5合だそうです。
もちろんすべて完食、 きれいに頂きました。
今回は6800円のコースでしたが 5千円のコースでも品数は同じだそうで
内容が変わるとの事、 量的には 満足いただけるようになっています、
との事でした。
例えば最後の 土鍋ご飯は お魚が入っていなくて タケノコご飯になる
という感じだと思います。
↓ ふじ義のご夫婦
ご主人はとっても背が高く & 恥ずかしがり屋さんだそうです、 うんうん。
和食屋さんにあるカウンター席は 恥ずかしいから 作らなかったそうです。
奥さまが ご主人さまの夢の後押しをして このお店が成り立っていると感じました。
大変気持ちの良いご夫妻で 帰る時も ずっと見送ってくれました。
本当においしかったし 楽しい素敵な時間を過ごせました。
奥さまは 「 祇園の先輩方のようなお値段は とてもとてもつけられません 」
と謙遜なさっていましたが おっしゃるとおり お値段は大変良心的で
コースにドリンク2杯ずつ ( 主人は日本酒を熱燗で ) 頂いて
3人で24600円でした。
お腹いっぱい!、 ご馳走様でした。
奥さまの推薦で 帰りは 今人気の 「 水火天満宮 」 で夜桜を楽しみました。
以前から 地元の人の間では ここの桜は人気でしたが
ここ2、3年は 徐々に見学の人が多くなり 昼間は大にぎわいだそうです。
でも夜はひっそりとして 素晴らしく幻想的な世界が広がっていました。
京都から帰って数日後 BSチャンネンルで
この水火天満宮の夜桜が紹介されていました。
京都の達人 山村紅葉さんが まだ あまり人に知られていない夜桜
という事で 旅人に 紹介していました。
ここからホテルまでも タクシーで千円ほどでした。
ハーヴェスト と ふじ義 それに 水火天満宮の夜桜をセットに
2015年の春の京都を満喫しました。
京都は行くたびに 新しい発見があります。
お食事どころも 毎年新しいお店が次々と出て来て
旅行者の私達は とても行きつくす事は出来ません。
でも こうして京都通の方に教えて頂いて楽しんだ今回は
今までならば行くことはなかった場所に泊まったり ひっそりとした
リゾートのお庭を散歩したり 自分では考えなかった京都を
楽しむことが出来ました。
京都の春の思い出が また一つ増えました、 ありがとうございました。
さて 次は 「 アマン東京 」 でのアフタヌーンティーの様子です。
「 アマン東京 」 が入っているのは 東京駅のすぐそばにある
大手町タワーという みずほ銀行本店があるビルの上階です。
息子が この地区に詳しいので
ある時 「 みずほ銀行のビルに アマン が出来るよ 」 と
教えてくれました。
竣工直後のその時は まだ アマン という文字はテープで隠されていて
見えないようになっていましたが テープの上から 微かに見えるんだ、と
言っていました。
アマンのビルって この森の中にあるの?
都会の中の この森、凄いね、
大手町タワーの建っている場所には こんな森が広がっています。
ちょっとびっくり。
森の中、 ビルの手前にガラス張りの建物があります。
森の中のガラス張りの建物は 「 ザ・カフェ by アマン 」、
ホテル棟とは別に ビルの敷地の森の中に今年の6月に出来たばかりの
アマンのカフェです。 ( 2015年 )
まるで軽井沢にあるカフェのようです。
このカフェは お昼は予約を受け付けていないそうです。
この日は全く並んでいなかったので 意外と誰でもすぐ入れるのかと
思っていましたら 多い時は2時間待ち、 と 後でスタッフの方が
言っていました。
でも今日は誰も並んでいなかったですよ。 と言ったら
カフェの前に並んで頂くのは 申し訳ないので 来店時に電話番号を聞いて
お席が用意出来たら 電話で知らせるようにしている のだそうです。
そういえば この森の周りには ベンチがたくさんありました。
そこで待っていることも出来ますね。
森の中のカフェ とてもステキでした!
さぁ 今日は カフェではなく ホテルのラウンジで頂く
アフタヌーンティーを予約してあります。
森の中を通って ビルの一階にホテル専用の入り口があります。
意外と小さい入り口に ちょっとドキドキします。
だって そこにいる ドアマンさん? ドライバーさん?
すご~く 体が大きくて 黒いスーツで バリバリ強面なんです。
まず入る時に 何の利用か? 予約はあるか? お名前は?
など聞かれます。
というより 無言では入れない雰囲気なので 自分から
これこれの予約がある紀子です、 と 自己申告しました。
アマンのロゴ入り人力車も2台 待機中です。
ドアを入ると ベルデスクがあり スタッフが数人待機中、
再度私の予約を確認され 強面さんからそのスタッフさんに私は引き渡され
エレベーターで33階まで連れて行かれます。
ずっとスタッフさんがついています。
私が悪い事しないかどうか見張っているのかしら?
お~~~~~
ガーデンレセプションと名づけられた 33階のロビーに到着です。
ロビーで 私は連れて来てくれたスタッフさんから
今度はアシスタントロビーマネージャーさんに引き渡されました。
ひ、ひ、広~いロビー、 た、た、高~い天井、
一人で写真など撮りながら 同行者を待とうと思ったけれど。。。
そんな状況の私に マネージャーさんはずっと付き添ってくれます。
私はマネージャーさんに お忙しいでしょうから どうぞお仕事に戻って
下さい、 と言ったところ そのマネージャーさん
「 いいえ これが私のお仕事ですから。。。 」 と言って
待っている間ずっとお喋りにお付き合いしてくれました。
いや~~~ 素晴らしいお言葉、 やっぱり さすがアマンだね。
私は 自然に 今回ここを訪れた経緯を その方に話していました。
旅を通じて仲良くさせて頂いている 母娘さんが 新幹線で東京に見えます。
そして一緒にお茶でも ということで アマン東京に予約しました、 と。
当初 東京駅と言うことで マンダリンかシャングリラ と思ってましたが
お嬢様から 出来ればアマンに行きたい、 とリクエストが。
お嬢様、 ブログなどで色々検索してくださっていましたが
検索すればするほど アマンは予約が取れないらしい、
一日3組しか予約はとらない、 お席の半分は宿泊者用に空けてあるので
一般の方はなかなか入れない、 などなど 予約するのも困難な
アマン東京の現状を知ったそうです。
そのため 予約が取れるかどうか とても不安だったようです。
が、 私がメールで問い合わせをしたところ、 ( 2週間前 )
翌日お電話をいただき めでたく予約がとれました。
たまたま 運が良かったようです、 日によって予約状況が違うと
マネージャーさんは言っていましたから。
とこんなお話をしていると 母娘さん登場、 アフタヌーンティーの前に
マネージャーさんが ロビー階とその上の階を 案内して下さいました。
これが ホテルのロビー全景です。
自分で撮った写真に 見惚れました。
広いでしょう?( 私が自慢する事じゃないけど。。。 )
33階がロビーですが その上の階に ロビー全体が見渡せる場所があって
そこから撮った ロビー全景です。
天井が高いです。 ( 吹き抜け天井の白い部分は和紙で出来ています )
吹き抜けは なんと高さ28メートル、 5階分だそうです。
( 35~38階がお部屋で 全84室あります )
正面が図書室、 その左にシガーバー、 左側の窓に面して
これからアフタヌーンティーを頂く 「 ザ・ラウンジ by アマン 」
その手前が 「 ザ・レストラン by アマン 」 になっています。
ロビーの横に図書室があります。
図書の専門家が選んだ 日本に関する本が きれいに並んでいます。
日本といえば、 ということで キティちゃんの絵本も置いてありました。
本棚の本は 並べ方まで計算されて 置いてあるということです。
でも ゲストの皆さんがお部屋に持って行って読めるようになっているので
戻す時などに きれいに棚に並んだ状態が崩れるわけです。
そのため月に一度 図書の専門家が ここを訪れて 本の並びを
直す作業を行なっているとのことでした。
むふぁ~ さすがですね。
↓ 図書室のドリンクです。
では そろそろラウンジに向かいましょう。
大きな窓に面して バーカウンターとソファー席があります。
アマン東京のブラックアフタヌーンティーのメニューです。
4600円 + サービス料13% = 5198円です。
( シャンパン付きは 6800円 +13% )
まず スコーンと かわいいゼリーが出てきます。
ゼリーはチョコレートの帽子付きです。
そして登場 ブラックアフタヌーンティーです!!!
この時に先ほどのマネージャーさんが 別のスタッフさんを連れて
わざわざご挨拶に見えました。
私は つい最近 以前アマンでお世話になった元スタッフさんと
ブログで仲良くしているアマン&旅好きの方を交えて3人で
東京でご飯を食べましたが、 なんと ご挨拶に見えたスタッフさんは
そのことを御存知でした。
( もちろん それが私とは その時は知る由もなく )
色々お話しているうちに その方は 以前お世話になった元スタッフさんとは
お友達だそうで 私達が3人で食事したその日にも会い 私達の事を
聞いていたそうなのです。
まぁ~ その時にお食事した方が 紀子さんだったんですね、 などと
余りの偶然に お互い びっくりし合いました。
それに そのスタッフさん、 元スタッフさん、 現在 共に
勤務は東京ではないのです。
今日お会いしたスタッフさんは いつもは 7月に正式発表されるアマンの
開業準備室にいらっしゃるので ここ東京にはいないのです。
今日は たまたま会議で東京にいらしていて ちょっと時間が出来たので
アマン東京に寄った、 との事でした。
そして 私と同じ時間に 同じ空間に 今、いるという偶然。
そんな偶然にびっくり! これが アマンマジックなのでしょうか?
とっても嬉しかったです。
さて チョコレートアフタヌーンティーです。
ホテルそのものが黒を基調に 木と石、紙を使った造りで
ラウンジも黒でまとめられています。
このアフタヌーンティーセットの枠も黒の竹でできています。
サンドイッチのパンも 竹炭入りなので黒いのです。
だからブラックアフタヌーンティーと言われています。
食べるのが惜しいくらいで しばらく見とれていました。
可愛いハンドバッグ、中にはブルーベリーが入っています。
奥のダイアモンドもチョコで出来ていて 蓋を取ると中にはプチスイーツが
入っています。 もちろん全部食べられます。
そしてハイヒールも めっちゃ!可愛いです。
私はそれほど甘いものを頂かないので もっぱら下段のフィンガーフード
専門に食べていましたが 母娘さんは チョコレートが大好き、
本当に美味しい、美味しいと言って召し上がっていました。
お茶は ドイツの 「 ロンネフェルト 」、 日本でこの紅茶を出すところは
珍しい、 とお嬢様。
飲み物は 何種類でも替えてOKで 私は紅茶~コーヒー~川根緑茶と
3種類頂きました。
大変手の込んだ インパクトのあるアフタヌーンティーでした。
甘いもの好きさんならば 一度は体験されたらいいですね。
お茶だけでも 確か1500円くらいだったと思うので
絶対また行きたい 「 ザ・ラウンジ by アマン 」 でした。
先ほどのマネージャーさんに お部屋をご覧になりますか?と
お誘いを受けたので ありがたく見せて頂きました。
コーナ―スイートの部屋です。121平米。
ベッドの足元には畳のマットが敷かれています。
まさしく東京の景色。
下を見るとビルの屋上ビューです。
石造りのバスルーム、とっても広いです。
何とこのバスルーム、 内側からは東京の絶景が見えますが
外からは全く中が見えないようになっているんですって。
本当? でもちょっと勇気がいりますね、裸で立つには。
大丈夫ですよ~ と マネージャーさん。
外から見ると 鏡のようになっているんでしょうね。
バスルームの石の床は 床暖房が入っているそうです。
↓ ダイニングエリア リビングエリア ↓
こんなステキなお部屋は 一休だと17万円~くらいです。
普通のお部屋で ( 70平米 ) 9万円くらいでしょうか?
帰ってから主人に アマンどうだった? と聞かれ
私は帰り道 ずっと考えていたんですが
わたしなんて、 背伸びして アマンに行っただけなのに
あんなに親切にしてもらって かえって申し訳なかったよ~。
圧倒的な素晴らしさを見せつけられると 自分の小ささをより感じ
自分自身が虚い存在だな~、 という気分になったわ、 と話しました。
( いつになく弱気 )
主人曰く せっかくお金を使って行ったんだから素直に楽しみなさいよ、
だって。
そりゃ~そうですよね、 主人のお金で行ってるんだからね。
それを 虚しいなんて言われちゃ~ 主人もがっかりですよね。
でも 5198円で 世界の一流ホテルを体験できたなんて
( ほんの一部だけどね ) 本当に良かった。
一緒に行ってくださった 母娘さん、ありがとうございます。
ビルの外まで出て 見送ってくださった きれいなスタッフさん、
本当にありがとうございました。
おもてなしの心いっぱいの接客に 心を揺さぶられまくりでした。
やっぱりアマンは 最高でした。